マンションリフォーム後、「LIXILサティスS」を10年程使用している我が家。
ちなみに、我が家4人家族(父、母、息子2人)、マンション住まい、トイレ個室小さめ。
10年間使って思った、LIXILサティスSの良かった点、悪かった点を振り返り、移住先の家づくりに生かしたいと思っています。
そこでここでは、「LIXILサティスS」と同価格帯の「TOTOネオレストRS」、「Panasonicアラウーノ」を比較し、紹介していきます。
また3社とも、各社ショールームに行って実際に見てきたので、その時感じたことや、タンクレストイレにしたことで、子供のトイレトレーニングが上手くいったことも一緒にお伝えできればと思います。
新築戸建てやマンションリフォームを予定していて、タンクレストイレ(タンクレストイレの中でも安めの、価格帯30万円前後のトイレ)を検討している方に、参考にしていただければ幸いです。
※ここでは、2023年9月時点の(各社)ホームぺージ、カタログ、ショールームの情報を参考にさせて頂いてます。
最新の情報は、各社ホームページ、カタログ、ショールームなどで確認してください。
価格
一番最初にチェックすべきは、やっぱり価格。
どんなに機能性が高くても、見た目が好みでも、予算に合わなければ設置できません。
我が家はマンションリフォーム時、タンクレストイレの中でも比較的安価なLIXILサティスSを購入しました。
また家づくりをする際はタンクレストイレが良いと思っているので、ここではLIXILサティスSと同価格帯のものを調べた結果を紹介していきます。
LIXILサティスS | TOTOネオレストRS | PanasonicアラウーノS160 | |
価格 | 276,000~ | RS1:311,000 RS2:352,000 RS3:383,000 ※1. | タイプ1:327,800 タイプ2:284,900 ※2. |
※1.RS1はオート開閉なし、RS2はオート開閉あり&やわらかライトあり、
RS3はRS2の機能+便器きれい&お掃除ミスト&温風乾燥機能あり
※2.2つのタイプの大きな違いは、タイプ1は便座・便ふたのオート開閉、電動開閉機能があり、タイプ2はなし
その他細かい機能でも違いがあるので、詳細はホームページなどを参照してください
価格チェック時のポイントは
比較した結果は、「LIXILサティスS」が若干安いですが、価格差はあまりありません。
トイレ取り付け時、リフォームなどでは特に「キャンペーン」などで、ある機種だけ安くなっている場合があります。
メーカーにこだわらず価格重視なら、まずネットや近くのショップ、ショールームなどをチェックし、安くなる商品を探しましょう。
トイレだけでなく、洗面、お風呂、トイレをセットでリフォームするなら、水回りリフォームが〇〇%OFFなんてこともあるので、そちらがお得です。
また、リフォーム会社を探していた時に「我が社は、TOTOの製品をたくさん取り扱っているので安くできます。」みたいな会社さんに会いました。
リフォームする会社によっても得意分野があるみたいなので、躊躇せず安くなるか聞いてみるとよいと思います。
この時、「タンクレストイレは取り付け可能か?」も聞いてください。
我が家はマンションなので、当初、水圧の問題で上層階だと取り付けできないかも、と言われていました。
結果、取り付けできましたが。
サイズ
各トイレのサイズは以下のとおり。
トイレリフォーム後、一番衝撃だったのがトイレ内が広くなったこと。
タンクありトイレから、タンクレストイレの中でも一番コンパクトな「LIXILサティスS」にしたことで、10㎝以上奥行が広くなりました。
たった10㎝ですが、狭いトイレ個室の中では体感的にはもっと違います。
タンクレストイレ3つでは、サイズの大きな違いはありませんが、1㎝でも小さくしたいということであれば、「LIXILサティスS」がおすすめです。
サイズチェック時のポイントは
今回紹介した3機種では、サイズの違いはそんなにありませんが、タンクありトイレにするか、タンクレストイレにするかを検討している場合、コンパクトさを追求したいなら断然タンクレストイレです。
LIXILサティスSにしてから子供のトイレトレーニングをしましたが、トイレ内が少しでも広くなったおかげでトイレトレーニングがスムーズに進みました。
最初トイレトレーニングには、100均の踏み台を置いて、これに上ってトイレしてね。としていましたが、いまいちトイレは上手にできず。
そこで、階段式で上る持ち手もあるトイレ台座を購入し、トイレトレーニングを続行。
台座のデザインがかっこよかったのか、高さがちょうどよかったのか分かりませんが、トイレトレーニングはすんなり進みました。
ただこの「階段式の台座」、場所を取ります。
リフォーム前のタンクありトイレだったら個室内が狭すぎて、購入しなかったかも。
トイレをしたあと、子供のおしりを拭いてあげたり、台座を畳んで壁際に置いたり、とストレスなくできたのは、トイレが広くなったから。
これだけでも、「LIXILサティスS」に替えたのは意味があったかなと思います。
トイレをコンパクトにして悪かった点を二つ。
一つ目は、サティスSのコンパクトさは、ちょっと大柄な男性は「明らかに小さい」らしい。
慣れれば問題ないらしいですが、トイレでのんびりしたいから小さめトイレは×という人にはおすすめできません。
二つ目は、トイレ周りが汚れやすい?こと。
トイレがコンパクトになったからか、子供達のトイレが下手だったからか分かりませんが、明らかに「トイレの縁」や「トイレ周り」が汚れます。
幼稚園や小学校でやるように、家でも男の子は立って小のほうをします。(座ってしてね、と言えばよかったかも。)
この時、おしっこを便器の縁に当ててしまったり、飛び跳ねたおしっこで床や壁が汚れてしまい、掃除が大変に。
壁をゴシゴシ拭いたせいか、壁紙がボロボロになってきています。
「Panasonicアラウーノ」についている泡は、飛び跳ね防止の意味もあるそうなので、飛び跳ねが気になる方は、アラウーノが要チェックですね。
掃除のしやすさ
トイレの場合、トイレ自体の素材(陶器かアクアセラミックかなど)の違いで汚れやすさや汚れの落ち安さなどに違いがありますが、ここではサティスSを10年くらい使用して掃除に関して気付いた点、ここがこうだったらいいなといった私の感想を含みます。
個人的な見解を含みますが、ご了承ください。
掃除のしやすさのポイント1(便器フチは?)
汚れがたまりやすいのは、便器のフチ裏。
そこでここでは、便器フチの形状の違いをチェックします。
全く凹凸がないのが「LIXILサティスS」。
若干くぼみがあるのが「TOTOネオレストRS」。
昔のトイレのようにフチ裏が掃除できないほどではないけど、くぼみがあるのが「PanasonicアラウーノS160」。
便器フチの掃除は、「LIXILサティスS」が一番しやすそうです。
ただどれも昔のトイレと違って、フチ裏の汚れが落ちづらい、ということにはならなそうな形状。
掃除のしやすさのポイント2(お掃除リフトはある?)
次にチェックしたいのは、便座の開閉接続部分。
「LIXILサティスS」は、オート開閉ボタンがあるのでボタンをポチッとするだけ。
「TOTOネオレストRS」は、便器側面のボタンを押すと、便座が上がります。
下げる時は、上から体重をかけて押すと戻ります。
「PanasonicアラウーノS160」は、お掃除リフト機能はありません。
ポイントは、お掃除リフトがあるかないかですが、どちらがいいかは好みのような気がします。
私は「LIXILサティスS」を使用していて、お掃除リフトが合って掃除しやすい!と思っていましたが、そもそもリフトアップできなければ、隙間がない=汚れがたまらないため、隙間がない「PanasonicアラウーノS160」が実は良いのではと思っています。
耐久性(LIXILサティスS)
我が家は「LIXILサティスS」使用歴10年。
そこでここでは、サティスSを使用して壊れてしまった箇所、修理までどれくらい使ったかを紹介します。
まず、トイレを修理したのはサティスSを使用してだいたい10年目。
7~8年目くらいから便座がガタガタしていましたが、とりあえず普通に使用できていました。
10年経ったくらいで「便座のオート開閉ができなくなった」「シャワーノズルがでなくなった」という症状が。
修理を頼むと壊れた箇所の部品があったので、修理費用は27,852円で済みました。
【部品交換の詳細】
・ノズルユニットの交換
・便座キットの交換
・便座ゴム足スペーサーの交換
・ノズルシャッターの交換
壊れてしまった部分の部品がない場合、全て交換になるらしいので、高額になってしまうらしいです。
製造年月日から10年~15年経過すると、修理部品がなくなることもあるそうなので、部品があってホッとしました。
我が家は男の子2人いるので、どちらかというと雑にトイレを扱っています。
その4人家族が使って、10年くらいは修理せず使えたので、タンクレストイレが壊れやすいということはないと思います。
どのトイレを設置するかは、どこを重視するか
「LIXILサティスS」は、「価格」、「便器のフチなし形状が◎」、「コンパクトさ」という点が◎。
「TOTOネオレストRS」は、「見た目も◎、高級感あるデザイン」、「全体的にレベルが高い機能で間違いない感じ」。
最後に「PanasonicアラウーノS160」ですが注目したいのは、「便器結合部の隙間なし形状」「劇落ちバブル」機能。
当初、アラウーノの泡は特別な溶液とかを購入し入れているの?、入れづらい?と思っていましたが、普通に購入できる食器洗い洗剤を入れているそうです。(柑橘系は×らしい)
液を入れる場所も、開閉可能な便器蓋部分を開けて入れるだけなので簡単↓
泡を出ないようにすることもできるので、泡を出したくない場合もOK。
泡は、きれいに汚れを落としてくれるだけでなく、泡で飛び跳ね汚れを抑えてくれるらしい。
飛び跳ね汚れが抑えられれば、床や壁の汚れも軽減するはず。
上記内容を踏まえて、今のところトイレは「PanasonicアラウーノS160」押しです。
まとめ
ここでは、「タンクレストイレにするなら、サティスS、ネオレストRS、アラウーノS160どれにするか比較してみる」という内容で、10年間LIXILサティスSを使用して気付いた点や、トイレについて調べたことを紹介しました。
家づくりで、トイレ選びに迷っている方に参考にして頂けると嬉しく思います。
今後も家づくりに関することをちょっとずつ紹介していきます。
よかったら見てください。
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